film.

だれも知らないまちへふたりで

熱量が

アイドルをずっと追いかけている人たちの熱量は世界で一番大きいと思う。
仕事や勉強とは違ってアイドルの追っかけというのはゴールがないからだ。なにをゴールにしているのだろうか。「会う」ことそれ自体が目的で、それをすることで幸せになれるとか、お金と時間をつぎこんで応援したアイドルが笑顔を見せてくれることが幸せになっているのなら、ゴールもクソもないが。
あの熱量を僕も持ちたいとつくづく思う。オタ芸を打っている姿はかっこよさがある。

あとニコニコ生放送で、雑談一つでコミュニティをウン万人規模に大きくした生主もすごい。
自分のペラで顔の知らない人々を魅了する力は本当に尊敬できる。インターネットで芸能人でもない人がゲームを実況したり雑談したりしても許されるどころか、お金まで発生している、そういう時代を作り上げた人たちのパワーを僕は想像できない。
デューク大学の研究者の予測に、「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」というのがある。
小学校に入学してから大学を卒業するまでをだいたい15年とすると、15年前には「配信業」という言葉は存在していなかったのだ。そう考えると、この予測は普通にありえる。逆に言えば今の職業も15年後にはなくなっているかもしれない。
ある官僚が特別開講している講義で、その官僚が「30年後には今の医者や弁護士のやってることはほとんど人工知能に取って代わられている。たぶん、士業はほとんどそうなっているだろう」という風なことを言っていて、納得してしまった。
医者や弁護士のやっている作業というのは「データベース(過去の事例)を活用して顧客の問題を解決する」ことであり、その“データベース参照”という作業は、人工知能が発達すれば人間がやる必要がなくなるということだった。
まさに不確実な時代だ、と思った。

ところで最近体力的な疲労が激しい。特に何か新しい疲れるようなことをしているわけではないのに、何が僕を疲れさせているのか不明なのが怖い。