film.

だれも知らないまちへふたりで

下書きにあったのでそのまま公開します。

なにかを見たり聞いたり読んだり、とにかく受け取ったときに引き起こされた何かしらの反応をそのときにまともに言葉にできたことがない。僕にはその経験がない。あるのかもしれないけど、覚えていない。

なにかを書いたり言ったりしながらいつも「少し違う」あるいは、「全然違う」と思っています。これは僕の語彙力がないという問題もあるんですが、そもそも世界/僕がそういう風にできているんじゃないかと思います。だから僕はわりとリアルタイムで何かを受け取っているときは無言なことが多くて、あとからまとめる作業をして/するために発言したり書き起こしたりしますがそれでもなおズレがあるんだから難しい。

 

このことに気づかないで生きていくことはたぶん可能だし、それほど厳密じゃなくてもいいと考える人もいる。語彙力と言葉を扱う能力が高い人はあとから折り合いをつけてニアリーイコールで表していたりすると思います。

逆にこの感覚(?)にすげー厳しい人もいて、そういう人はめちゃくちゃ苦労しているような気がします。

 

ここで曲者なのが「そのときに」ってことで、一番新鮮で最初のものをどんぴしゃでアウトプットできないことって、かなりもどかしいです。
世界の切り取り方は文字通り無限通りあるはずなのに、僕はいつも一つにしか切り取れない。